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うずまき逆行伝その20
うずまき逆行伝もいよいよ「うちは編」です。ナルト子育て編まではまだほど遠いですが。
とりあえずナルトにサスケを育てさせたらいったん終わろうかと思います。
一応原作を元にはしておりますが、ねつ造も入りまくりなので逆行伝の記述でおかしいところがあってもプス、と笑ってスルーしてやってくださいませ。
とりあえずナルトにサスケを育てさせたらいったん終わろうかと思います。
一応原作を元にはしておりますが、ねつ造も入りまくりなので逆行伝の記述でおかしいところがあってもプス、と笑ってスルーしてやってくださいませ。
最近うちは一族の動きが何やらきな臭い。
それを感じた三代目火影こと猿飛ヒルゼンは、密かにうちはイタチに一族の動向を探らせていた。
うちは一族はスパイとしてイタチを暗部に送り込んだと思っているようだが、その実イタチは暗部に入る前―――五年前から、ヒルゼンの優秀な間諜として働いている。
九尾襲撃事件が起きた、あの日から。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
ヒルゼンは苦々しい思いで、イタチから上がってきた報告書に目を通す。
そこには、うちは一族が総出でクーデターを起こすとあった。
うちは一族はこの木の葉の里の創立に深く係わっている一族だ。
当時から最強の名を冠していたうちは一族と初代火影をリーダーとしていた千手一族が手を組み、作り上げたのがこの木の葉の隠れ里である。
しかし、初代火影とうちは一族創始者うちはマダラが木の葉の里の在り方をめぐり意見を対立させ、うちはマダラと初代は激しい戦いを繰り広げたという。
そして初代火影に敗れたうちはマダラはその時に死亡したとされ、結果うちは一族は里の中枢から少しずつ離されていくこととなった。
血に誇りを持つが故に矜持の高いうちは一族にとって、里の重要な地位から遠ざけられたことは何よりの屈辱であったらしい。
うちは一族は虎視眈々と里の権力を狙い木の葉の里転覆の機械を伺っていたのだ。
それが発覚したのが、件の九尾襲撃事件であった。
突如として現れた世界に名を轟かす大妖、九尾。その強大なチャクラは他を圧倒し、おおよそ人間の手に負える範疇ではない、正真正銘のバケモノ。
昔から世が乱れし時に現れる災厄として有名であったこの妖が、何故木の葉を襲ったのか。
当時は誰もわからなかった。
あるいは天災であるとも言われた九尾の襲撃が、実はとある男が口寄せわざと里を襲わせたのだということは、極一部しか知らない真実だ。
九尾程の妖を口寄せできる者はおらず、故に天災と考えられたのだが、たった一人。たった一人だけ、九尾を口寄せし従えるだけの力量を持った男がいた。
―――それが、うちはマダラだ。
うちは一族を世に知らしめた一族屈指の写輪眼使い。
うちはマダラはその瞳術を用いて九尾を唯一使役できる存在として、恐れられたのだ。
しかし、初代火影との激闘の末に死んだと噂されたうちはマダラがまさか生きているとは誰も思わず。
当時の火影であった四代目火影ですら、その考えには及ばなかったのだ。
九尾は強大な力を持つ妖故、歴代随一と謳われた四代目火影ですら完全に滅ぼすことはできなかった。
九尾を封じるより他に、里を救う方法がないと悟った四代目火影は、苦渋の決断の末、とある赤ん坊に九尾を封じようとしたのだ。
うちはイタチの、言葉を聞くまでは。
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