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アビス
そういえば今週ジャンプはナルトが一番ぐっときましたよ。
エビスの回想で、ナルトが今あの木の葉の里でどれほど受け入れられているのかがわかるんですが、何か物凄く感慨深かった。
人を憎んで恨むよりも、人を愛し前を見据えてきたナルトの思いが報われたような気がしました。
ちょっと単行本買う気なくしてたけど、あれがあるなら買い続けるよ!
さて、久々に小話。
アビスで逆行ミュウによる「ご主人様至上主義にあの同行者どもを調教していくサクセス(?)ストーリー。
ミュウの性格が大変よろしくないです。暴言吐きまくりでティアが肉体的に酷いことになってますがギャグです。
大丈夫という方は下からどうぞ。ルーク至上主義だけどルーク一言も喋ってないよ!
エビスの回想で、ナルトが今あの木の葉の里でどれほど受け入れられているのかがわかるんですが、何か物凄く感慨深かった。
人を憎んで恨むよりも、人を愛し前を見据えてきたナルトの思いが報われたような気がしました。
ちょっと単行本買う気なくしてたけど、あれがあるなら買い続けるよ!
さて、久々に小話。
アビスで逆行ミュウによる「ご主人様至上主義にあの同行者どもを調教していくサクセス(?)ストーリー。
ミュウの性格が大変よろしくないです。暴言吐きまくりでティアが肉体的に酷いことになってますがギャグです。
大丈夫という方は下からどうぞ。ルーク至上主義だけどルーク一言も喋ってないよ!
「ミュウアタアアアアアアアアーーーーーーーーーーーーーーッッッッック!!」
「きゃあああああっ!!」
水色の子チーグルの凄まじい攻撃に、少女は成す術なく吹き飛ばされてしまった。
数十メートル程高く高く舞い上がった少女の身体は、そのままセレニアの咲く花畑に激突する。
「ぐはっ・・・・・・」
少女が落ちた場所は、ものの見事に抉れていた。
それでも案外とタフなのか、少女はよろけつつもその子チーグルをミら見つけた。
「な、なに・・・・・・するの・・・・・・!」
睨みつけられた愛らしい子チーグルは、つぶらな瞳のまま、けっと少女に向かって唾を吐き出す。
そのあまりにも外見の可愛らしさとつりあわない行動に、少女は呆気に取られた。
「何するの、はこっちの台詞ですの。何人様の屋敷に許可なく侵入して髭を襲うのはともかくとしてご主人様を巻き込んでやがる、ですの。しかも目を覚ましたご主人様に謝罪の1つもなく何タメ口聞いてんだこのアマ殺すぞワレ、ですのー」
可愛らしい外見に相応しい高い声で容赦なく毒を撒き散らす子チーグルに、言われた少女はぱくぱくと口を開閉するしかできなかった。
しかし、これは事故なのだ。巻き込んだのは悪かったが、自分だってここまで飛ばされてきた被害者なのだ。自分は悪くない。
そう考えた少女は、けど、と反論する。
「あれは事故だったのよ! 彼を巻き込むつもりなんてなかったわ! 私はヴァンを殺す為に屋敷に侵入しただ」
「ミュウファイアアアアアアアアーーーーーーーーーーーッッッ」
「きゃああああああああああっ!!」
今度は子チーグルの口から吐き出された炎が直撃し、少女はごろごろと地面を転げまわった。
先程のアタックと今の炎ですでに体力は限界に近い。
少女をここまで痛めつけたローレライ教団指定の聖獣は、「これだからキチガイは相手にしたくないですの」と、少女に向かって吐き捨てた。
「どんな理由があろうとも公爵家に侵入してきた時点でお前は立派な犯罪者ですの。王族舐めんなですの。しかもご主人様を事故でもなんでも屋敷から連れ出したお前が悪くないなんてこと万に一つもありませんの。今ミュウに殺されても文句言えないんですのー。しかもあの衝撃のせいでご主人様の愛らしいお顔に傷がついてるのは一体どう責任とるつもりですの。オメー程度の粗末な顔がいくら傷つこうが大して問題にはならないけどご主人様は違いますの。わかってんのかこの犯罪者! ですのー」
可愛らしい外見からは想像できない程に辛らつな言葉が次々と子チーグルから飛び出してくる。
何故魔物にここまで言われなくてはならないのか。
だが、この魔物、確実に新兵に気が生えた程度の少女よりも格段に強かった。
「わ、私は・・・・・・っ」
「ミュウアターック」
「がはっ・・・・・・ま、まっ」
「ミュウファイヤー!」
「いやああああっ・・・・・・ち、ちょっ、ちょ」
反論の余地も与えず、水色の子チーグルは容赦なく少女を痛めつけていく。
流石にここまでされれば、少女も己の命が本気でやばいと悟った。
これを打破するにはこれしかないとばかりに、少女は頭をこすり付けるようにして土下座する。
勿論赤毛の少年に向けて、だ。
「さ、先程は失礼致しました、ルーク様。このようなことに巻き込みかつその麗しいご尊顔に傷をつけてしまい、誠に申し訳ございません」
少女が只管に平伏すると、それに満足したのか子チーグルの攻撃が止む。
「やっとご主人様に対する態度が理解できたようでよかったですの。オメー如きのちっさい脳みそでどこまで理解できるか不安だったけど、最低限の常識を理解するだけの頭はあったようで何よりですのー」
あからさまに蔑まれ、思いっきり見下されているのは本来プライドの高い少女には耐え難い屈辱であったが、如何せんこの子チーグルが怖すぎる。
反論しようものならば、先程のように容赦なく攻撃を仕掛けてくることは解りきっていた。
少女はぐっと怒鳴りたいのを我慢して、ただじっと頭を下げる。
満身創痍というに相応しい程にボロボロになった少女は、生まれて初めて自分の主張を曲げなければ通れない道があるのだということを知った。
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