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 テイルズオブイノセンス(スパルカ)

 うっかりと浮かんだので、ネタ。
 ほぼ会話文のみの、イリア視点。
 まだ仲間も揃ってないっつーか、始めたばっかでなにやってんだかな!自分!!


 スパーダの前世は、ルカの前世だったアスラの愛剣だったらしい。
 イナンナとしての記憶もちょっとあるあたしは、そういえば確かにアスラが大事にしていた剣があったなと思い出した。
 名を、デュランダル。アスラに永世の忠誠を誓った剣。
 そのせいか、スパーダは異様な程にルカに対して過保護気味だ。
 これは、気のせいなんかじゃないと思う。多分。
 ほら、現に今だって。


「ああ、ルカ。そこちょっと窪んでるから気をつけろよ?」
 そう言ってスパーダがルカに注意する。
 ルカの足元を見ると、そこには3センチ程、確かに窪んでいた。
 ・・・・・・3センチでこける馬鹿がいるかっつーの。
「え、あ、わっ・・・!」
 いたよ、ここに。
 なにこいつ。なんでそんなヒロインのやるべきドジっ子的行動をあんたがとってんのよ。
「っと・・・。あーあ、いわんこっちゃない」
「え、えへへ・・・ごめん、ありがとうスパーダ」
 スパーダがこけそうになったルカを軽く抱きとめる。
 抱きとめられたルカはスパーダの腕の中でスパーダを見上げて、照れくさそうに微笑んだ。
「気をつけろよ?」
「うん」
 ・・・だから、そんなほのラブフラグはヒロインのあたしと立てるもんじゃないの男ども!!
 なんか、スパーダの、あたしに対する扱いと、ルカに対する扱い違うんじゃない!?
 あいつやたらとルカには優しい気がする。
 こういった場合、紅一点のあたしがチヤホヤされるべきトコなんじゃないの!?
 いやいや。きっとスパーダは誰にでもああなのよ。
 あたしがこけてもああやって助けてくれるはず。そう、そうよね!
 ちょっと試してみようと、あたしはわざとその窪みに躓いてこけそうになってみる。
「きゃあ」
 オプションで女らしい悲鳴もつけておく。
 ―――――こけた。
「なにやってんだよまぬけ~」
 抱きとめてくれるはずのスパーダは、そう言いながら笑っていた。
 ありえんだろスパーダァァァァッーーーーーーーーー!!
 何故ルカは抱きとめて「気をつけろ」で、あたしは放置で「まぬけ」なんじゃわりゃあああああっ!!


「なっ納得いかなああああああいっ!!」
 思いっきり顔面を打ちつけたあたしは、ひりひり痛む鼻を押さえて叫んだ。

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