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アデル観てきたよ
ふははは。ぬこは正義。
うちの子の写真乗せたら建国レベルって言われたヨ! そりゃそうか、なんせ会社の友人に「余所行きの写真乗せてんじゃねーよ」って言われたからな!!
おっさんくさい寝姿がお前んとこのぬこの真の姿だろうがと失礼なことを言われましたよ。
確かに仰向け、ガニ股、口半開きの三種の神姿してる写真あるけども。うちの子はぷりちーなエンジェルでしてよ? 親父ジャナイヨーホントダヨー。
アデル観てきました。以下ネタバレ感想。
いや、あれフランスが舞台だったんですね。
普通にアメリカとかイギリスとかだと思ってました。英語じゃないなーとは思ってたんですがね。
この物語の主人公アデルはジャーナリストであり作家である、のかしら?
しれっと大物にもコネありそうなので、主人公はフランス版加納姉妹姉の方と脳内補完ばっちりです。
彼女エジプト行って医者のミイラ盗んで(比喩じゃなく。もう一度言うけど比喩じゃなく)きてフランスに持って帰るんですが、その理由が死にかけてる自分の双子の妹を古代エジプトの叡智と秘薬に助けてもらう為ってんだから凄いっす。
最初から最後まで自分の望み最優先、人が死んでも悲しむのは自分の妹助けられなくなるからっていうことで悲しむんだから逆に清々しくなる。
なんかもう自己中とかそんな言葉では片づけられないお人でございました。
自分の双子の妹が己の過失の為に植物人間状態になっており、現代の医学ではどう足掻いても妹は元には戻らないと言われたアデル。
普通はそこで悲しみに暮れて涙を流し、妹を安楽死させるか一生植物人間でもいいからと面倒を看るかの二択になると思うんですが、この主人公はそこが普通じゃない。
現代が無理なら古代があるじゃないと言わんばかりに、エジプト行ってファラオの墓をあっさり暴きやがりましたからね。
ピラミッドお約束の謎解き、一歩間違えなくても主人公以外に死亡フラグが立つ罠。そんなもの、彼女の前では飾り同然ですよ。
私エジプトの古代遺跡関連の映画でここまでこれらの旨味成分を綺麗に無視してくれた映画初めて見ました。
いや、まあこの物語の趣旨は「主人公アデルが己の持つ知識を活用して古代エジプトの医者のミイラをパリに持ち帰り、死者を蘇らせることが出来る教授に蘇らせて貰って妹を助ける」なんで、ミイラ入手までが短くてもそれはそれでいいんですけどね。
若干釈然としないものを感じるだけで。
ええ、構いませんけどね。
んで、無事ミイラゲッツ、意気揚々とパリに帰ったアデルですが、その肝心の教授が警察に捕まって死刑一歩手前の大ピンチっつー障害が待ち受けていましたよ奥さん。
この教授が何故捕まったのかというと、死者を蘇らせる能力を手に入れた(この辺りの説明一切なしです。ハートで感じろとばかりに)教授が、ミイラを蘇らせる前の前菜として博物館に置いてあった1億3千年前の恐竜の卵を蘇らせたせいなんです。
この蘇った恐竜、なんとかトプス。わからんから翼竜ね。この翼竜がパリの街で暴れまくって、死人も結構出ちゃったんですよ。で、教授が飼い慣らそうとした所に警察が尋ねてきて、お約束通りに翼竜かくまってたのがバレて「逮捕じゃ死刑じゃー!!」ってなったと。
何故だ。
もう一度言う、何故だ。
翼竜蘇らせたのが教授だってバレたっつー表現一切出てこなかったんですが、そんなん当たり前の話だからあえて出す必要ないでしょってことで、教授が翼竜蘇らせた張本人って周知の事実だったんだろうか。
しかし、だ。1億3千年もの遥かな昔に朽ちたであろう生物を蘇らせることの出来る人間をあっさり死刑にしていいのか?
普通にこの人NASA連行ルートだろ。超能力ってレベルじゃねーぞ。
まあそこはいいか。とにかく、無事ミイラ持って帰ったのに肝心の教授はブタ箱の中、しかもアデルがその事実を知った翌日には死刑だっつーんだから世の中ままならない。
そして翼竜はアデルに恋心を抱く植物園に勤める若き科学者(?)の青年が何とか巣を作って定住させようとしてる所にフランス政府の要請を受けてフランスが誇る凄腕のハンターが翼竜を殺すべく動く。
だからもう一度言う、何故だ。
翼竜復活凄いことじゃね? これやったフランスマジで世界の教科書に載るんじゃね?
なのに何故殺す方向で動く。
いや、死人が出てて危険っつーのはわかるがよ。
恐竜復活したんだぜ? こいつ捕獲して言い方悪いけど研究したら色々解ると思うんだが・・・。
そして話が進まないからこれも置いておこう。
なんとかして刑務所から教授を助け出そうとするアデル。あの手この手で力を尽くすも、悉く失敗。一度なんか上手くいったのに教授本人から「疲れてるから動きたくないでござる。出直すでござる」って言われてるしな。
貴様は死にかけてる自覚はあるのかと。
しかもアデルの変装が見破られる度に刑務所から追い出されるだけだっつーからこの辺りの緩さがフランスらしいなあと思いました。
しれっとエロいあたり流石にいちゃんの国。
主人公があそこまで堂々と乳出してる映画久しぶりに見たよ。
翼竜を定住させた青年の手紙を受け取り、駆けつけるアデル。彼女はなんと翼竜を手懐け、翼竜に乗って今まさに死刑執行されかけていた教授を救いだします。
翼竜はラクダより手懐けるの楽らしいですよ奥さん。
アデル怖えー超怖えー。この女恐竜すら自分の配下に置きやがったぜ。こいつもうフランスくらいなら軽く支配できんじゃね?
しかも教授助ける際にとばっちりで死刑執行しようとしてた人が死ぬしな。そこで人を殺す意味がわかりませんフランス動画。
エロくてコミカルで残酷。流石ですにいちゃん。
しかし助かったのも束の間。妹の為にミイラを蘇らせて貰おうとしたら例のハンターがやってきて、翼竜をズドン、ですよ。
何やら教授と翼竜は繋がっているらしく、翼竜が死ねば教授も死ぬらしいです。
あれですかね、蘇らせた相手と対象物はリンクするんですかね。嫌なリンクですね。
で、死にかけの教授にアデルどうするかっつーと、死ぬ前にミイラ蘇らせろやゴラア!と、自宅に連れ帰り、瀕死の教授に鞭打ちます。まさに鬼畜。
そして死にかけの教授頑張るけれども死にます。で、駄目だったかと思いきや、蘇生自体には成功していたらしく、古代エジプトの医者は蘇ってました。
が、ここで新事実発覚。なんとこのミイラは医者ではなく物理学者だったのです。
彼が言うには医者は王の側から絶対に離れないものなのだそうです。常に王の側におり、交わりの儀式の時ですら離れることはないという。
これ古代ファラオ×医者でBLktkrハアハアとか思った私悪くないですよね?
美味しい設定入れる方が悪い。
嘆き悲しむアデル。しかし、ここで光明が差し込みます。なんと教授の蘇生は半径2キロの死者に有効とのこと。
丁度ルーブル美術館にエジプト展としてラムセス2世(主人公が暴いた墓に入ってた王さまです)のミイラが来てる。こりゃひょっとして、蘇生してんじゃね?っつーことで、ルーブルに行きます。
・・・教授すげええええええええええええええっっっ!!!
え、ちょっ、教授が凄すぎるんですけど!!
何故殺そうとしたしフランス警察!
そして物理学者のミイラの力を借りてルーブル侵入。妹も車椅子に座らせて一緒に連れてきてます。
蘇っているであろうミイラ達を起こし、王に妹を助けてくれと上から目線でお願いするアデル。
物理学者はあれですかね、アデルに裸見せてもらってるから惚れてたんですかね? 物理学者からも丁寧にお願いされ、アデルの涙に心動かされたファラオ(女の涙に弱い辺りフランスだと思ったのは私だけですか)の命により、妹は無事植物人間から生還しました。
意外とフランクなお方でしたラムセス2世。
そして蘇ったファラオ御一行は自分達の故郷へと帰って行きました。
アデルは妹が元に戻ってハッピー。アデル的にはハッピーエンドで終幕です。
アデルの願いを叶える為に、
・教授は死亡(ただしもとから虫の息ではあった。が、確実に最後の一押しはアデルかと)。
・ルーブル美術館からファラオのミイラが消えた。これにより国際問題勃発(に、なるだろ確実)。
・死刑囚の代わりに関係のない死刑執行人が死亡。
・エジプトに行って墓荒らし→荒らしたのがアデルであるとバレている為、これまた国際問題(に、以下略)。
大まかなとこでもこれだけありますな。特にエジプト関連戦争引き起こしかねない程の問題なんだが。
そしてアデルはまた休暇と称し旅へ出て、そこで終わり。
ちなみに元気になった妹は姉の居ぬ間に姉に片思いしてる件の青年奪っ・ちゃっ・た☆
どこまでもフランスクオリティ。
最初のファラオの墓で一悶着あったおっさんが粘着質なことにアデルに復讐を誓ってたんですが、それが最後アデルの乗った船に怪しい男達を乗り込ませてましたから、多分あの後アデルは命を狙われてるんでしょうな。
しかも乗ってる船が「タイタニック号」。もうネタだろこれ。
でも大丈夫! アデル強い子だから。比喩とかじゃなく強い子だから。あらゆる意味で。
きっと暗殺者も沈没船からも逃げ遂せるよ!!
バイオハザードの彼女のような超人的強さなんて持ってないのに世界最強だなと納得できるアデルは凄いと思う。
もう世界は彼女の為に回ってるでいいよ。
観た感想としては、頭使わなくていいからこれはこれで面白かったかな、と。
まあ、1800円出して観たいかと言われると口を噤む、そんな映画でした。
面白かったデス。
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