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うずまき逆行伝その1
塚リョ熱キてるとか言ってた舌の根も乾かぬ内に、今度はNARUTOにハマってる天花ですコンバンワ。
いや、今週ジャンプのNARUTOがあまりにも燃えたので、家を家探ししたら、第二部の28巻から42巻まで揃っててびっくり。
古本で集めてたのに見てなかったから、どこまで集めてたか忘れてました。
第二部も涙出ますね。チヨばあ様のとことか、エロ仙人のとことか・・・。
そして、やりたかった日記で毎日連載。まあ毎日だからちょこっとずつアップする形のやつをずっとやりたくて色々候補を絞ってたんですが、このたび目出度くジャンルが決まりました!
NARUTOです。
ええ、候補に上がってなかったのにNARUTOです。世の中そんなモンです。
以下設定らしきもの?
・ナルトが九尾を腹にブチ込まれるところまで逆行します。
・ジジイになるまで生きてたので、術や知識や経験は無駄にあるかもしれない。
・若干スレナル。
・でもどちらかというと苦労人。そして常識人?
・見た目は12歳、中身は75歳。名探偵もビックリなギャップ。
・サスケの育ての親です(同い年)
・暗部(生活費稼ぐ為。育ち盛りいるからね)と下忍の二足の草鞋履いてます。
・サスケはブラコンでナルマニ。
・サスケが一番性格違うかも。
・イタっさんは逃亡中。だけどこっそりナルトの手引きでサスケに会いに来てます。
・うちは一族は悪。
・前の人生で里の為に生きたので、今生は好きに生きようと思ってたり。
・けれどもお人好しなので結局里の為に生きてるかもしれない。
・ギャグです。
・・・と、このくらいだろうか。
ただひたすらに原作をスレナルで再現したくて始めるので、オチなんていう親切なものは存在しません。男前なナルトが書ければ満足なんです。
それでもよろしければ、下からどうぞ。
いや、今週ジャンプのNARUTOがあまりにも燃えたので、家を家探ししたら、第二部の28巻から42巻まで揃っててびっくり。
古本で集めてたのに見てなかったから、どこまで集めてたか忘れてました。
第二部も涙出ますね。チヨばあ様のとことか、エロ仙人のとことか・・・。
そして、やりたかった日記で毎日連載。まあ毎日だからちょこっとずつアップする形のやつをずっとやりたくて色々候補を絞ってたんですが、このたび目出度くジャンルが決まりました!
NARUTOです。
ええ、候補に上がってなかったのにNARUTOです。世の中そんなモンです。
以下設定らしきもの?
・ナルトが九尾を腹にブチ込まれるところまで逆行します。
・ジジイになるまで生きてたので、術や知識や経験は無駄にあるかもしれない。
・若干スレナル。
・でもどちらかというと苦労人。そして常識人?
・見た目は12歳、中身は75歳。名探偵もビックリなギャップ。
・サスケの育ての親です(同い年)
・暗部(生活費稼ぐ為。育ち盛りいるからね)と下忍の二足の草鞋履いてます。
・サスケはブラコンでナルマニ。
・サスケが一番性格違うかも。
・イタっさんは逃亡中。だけどこっそりナルトの手引きでサスケに会いに来てます。
・うちは一族は悪。
・前の人生で里の為に生きたので、今生は好きに生きようと思ってたり。
・けれどもお人好しなので結局里の為に生きてるかもしれない。
・ギャグです。
・・・と、このくらいだろうか。
ただひたすらに原作をスレナルで再現したくて始めるので、オチなんていう親切なものは存在しません。男前なナルトが書ければ満足なんです。
それでもよろしければ、下からどうぞ。
決して平坦とは言い難い人生ではあったが、己の生は満足のいくものであったと思う。
九尾という強大な妖を背負い生きた七十余年。幼い頃は里人の虐待で何度も何度も死にかけた。
辛く悲しい思いも嫌という程にし、筆舌に尽くし難い辛酸も舐めてきた人生は、絶望と孤独に苛まれ、ともすれば狂いそうな程に己を苦しめた。
何度生まれてきたことを呪ったか知れない。
何度人を恨んだか知れない。
闇に堕ちるぎりぎりを、己は生きていた。
―――それでも。
それでも、大切な仲間や素晴らしい人々との出会いにより、鮮やかに彩られていたのだ。
人を愛する喜びを知り得た人生であったのだ。
うずまきナルトという男の人生は。
木の葉の里を愛し、護り、生きた人生を後悔はしない。
誰に対しても胸を張って、己はあの里を想っていると言えるだろう。
一生懸命に、真っ直ぐ前を見て。己が自身に誓った忍道のままにただ只管に突き進んでいくうちに、あれ程己を九尾と混同し憎んでいたはずの里人達からも暖かい目を向けて貰えるようになっていた。
人を憎むより愛することで、負の連鎖は断ち切れるのだと、人は変わっていけるのだと信じて歩いてきた己の道のりは間違ってはいなかったのだと、そう証明できたようで。狂おしい程の歓喜を、泣きそうな程の寂寥を覚えたのは誰にも知られたくない己の秘密だ。
街を歩けば石を投げられた幼少時代から、少しずつ、少しずつ受け入れられた少年時代へ。
そして頼りとされた青年時代を経て、夢であった火影となった。
人生の半分を火影として生き、先代達の思いを継ぎ里を繁栄に導いて。
数々の困難にも負けずに、己は己として生きた。
そして今―――。
己は、最後まで火影として里を護り死んでいく。
「―――火影様!!」
呼ばれ、薄れゆく意識の中で己を呼んだ青年を見た。
黒い髪に蒼い瞳を持つその青年は、泣きそうに顔を歪ませて、己を覗き込んでいる。
「6代目・・・・・・っ」
もういい加減いい年であるというのに、その子供のような表情に笑いが込み上げてきた。
「・・・・・・ふ・・・・・・・」
「っの、クソジジイ・・・・・・! 何笑ってやがんだ!!」
ぎっと己を眦に涙を浮かべたまま睨みつけてくる青年は、古い仲間に言わせれば「瓜二つ」なのだそうだ。
昔のお前を見ているようだと言ったのは、長年ご意見番を務めてくれた悪友だったか。
歴代最高の力と功績を持つと謳われるこの己の、過去を知る者は最早片手に余る程だ。
ドタバタ忍者、お騒がせ忍者と言われ、何をやってもドベでアカデミーでの過去最低成績記録保持者が己であるなど、今の里人に言ってもきっと誰も信じまい。
誰よりも強く、優れた男なのだそうだ。「うずまきナルト」は。
それを初めて聞いた時は、悪友どもと笑い転げたものだが、この青年をそんな過去の己にそっくりだと仲間達は口を揃えて言っていた。
煩くて激情家で、涙脆くてトラブルメーカーで、けど誰よりも真っ直ぐ前を見つめていたお前にそっくりだと。
姿形はどことなくヒナタを思い浮かばせるのだが、この情けない顔を見れば成る程己によく似ている。
「・・・・・・やかましいわクソ孫が。・・・・・・爺様の死に際くらい、可愛げを見せてみい」
「うっせーよクソジジイ! 殺しても死にそうにないジジイの癖して死にかけてんじゃねえ!!」
「っはは・・・・・・言うとることが・・・・・・っがは・・・っ・・・・・・矛盾しとるの・・・・・・」
息をするのも苦しい。
それもそのはず、己の胸には、大きな穴が開いているのだから。
平和な里を、巨大な妖が襲ったのは数刻前のこと。
それは九尾にも迫る程に強大な力を持つ、1匹の獣であった。
次々と倒れる忍達、逃げ惑う里人。
最早昔語りとなっていた九尾の襲撃の再来のようだと、絶望に暮れる里人達の前に現れたのは、里の象徴とも言うべき1人の老人。
一山もあるかと思われるような大きな蝦蟇に乗り、巨大な獣を毅然と見据えるその姿に、人々は安堵した。
―――火影様が来てくれたのなら、もう大丈夫。
混乱の最中に人々の顔に笑みが浮かぶ。
里人は逃げることも忘れて、大きな歓声を上げた。
―――絶対に、火影様があの獣を倒してくれる。
絶大なる信頼をもつその老人は、人々を安心させるかのように悠然と微笑み。
そして、人々の信頼を裏切らずにその獣を退治したのであった。
―――己が命と引き換えに。
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