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うずまき逆行伝
昨日やってたロンドンハーツ、会社で友人から話を聞いて見りゃよかったなーと後悔してます。
狩野英孝凄すぎ(笑)
とりあえずYouTubeで歌見れるらしいので、今から笑い死に覚悟で逝ってこようと思います。
なると逆行伝ですが、次からは毎日更新の代わりに尻切れトンボの短い話になりそうです。
毎日更新というのをやってみたくて始めたのに、気づけば長くなっていく。やりたかったのは「毎日ちょこちょこ更新」だったので、初心に戻ろうと思います。
狩野英孝凄すぎ(笑)
とりあえずYouTubeで歌見れるらしいので、今から笑い死に覚悟で逝ってこようと思います。
なると逆行伝ですが、次からは毎日更新の代わりに尻切れトンボの短い話になりそうです。
毎日更新というのをやってみたくて始めたのに、気づけば長くなっていく。やりたかったのは「毎日ちょこちょこ更新」だったので、初心に戻ろうと思います。
「・・・・・・煩い。干からびた老いぼれどもが、少しは黙っていろ喧しい。ピーチクパーチク囀るしか能がないなら、とっとと役を降りたらどうだ。お前らには荷が勝ち過ぎるだろうよ」
「なっ、なっ、なっ・・・・・・!」
「な、なんという暴言を・・・・・・!!」
「事実だろうが。雲如きに隙を見せるからそうなるんだ。この程度の打開策も出せぬ馬鹿どもが、粋がるな」
すっと細められた蒼の瞳は、どこまでも落ち着き払っている。
彼らがナルトを苦手とするのは、このナルトの年齢以上に老成した雰囲気にあった。
自分達の方が遥かに年を食っているはずであるのに、まるで年嵩の人間を相手にしているかのような錯覚を覚えるのだ。
年若い世代の無茶を諌める立場にいる己らが、反対に往なされているかのように感じる。
そして実際、ナルトはどんなことを言われようとも、彼らを相手にはしない。
そのこちらを軽視する態度も、気に食わなかった。
だが、静かな目を向けられれば、その瞳の深さに思わずたじろいでしまう。
「・・・・・・・・・っ」
目線一つで押し黙った重鎮達になぞ目もくれず、ナルトは火影に向かいにっこりと笑みを作った。
「ぜってー悪いようにはさせねーから、行かせてじいちゃん」
「しかし・・・・・・里の外は他里の忍もおるし、危ないじゃろう?」
他里の忍がな。
お前はまだ三歳なんじゃし・・・・・・とナルトの身を案じる火影に、重鎮達は心の中で突っ込みを入れた。
手練の暗部ですらあっさりと倒すこの恐怖の鬼っ子が、他里の忍如きでどうにかなるタマではない。
それは誰の目からも明らかな事実であったが、ジジ馬鹿フィルターのかかった火影の目にはナルトは非力な子どもに見えるらしい。
「お前は生れてから一度も里の外には行ったことがないんじゃし・・・・・・」
なおも渋る火影に、ナルトはからからと笑ってみせる。
「だーいじょうぶだってばよ! カカシも連れていくから。そしたら外の案内役もお目付け役もばっちりだろ?」
「俺が責任持ちますよ~火影様」
ナルトの隣に、突然人が降ってくる。
またしても驚く重鎮達を余所に、姿を表した銀髪で片目を額当てで隠し、口元を布で覆った男はのんびりと手を振った。
見るからに怪しい風体だが、この男が現在木の葉の里で最強と謳われる忍だ。
コピー忍者や木の葉一の業師の異名を持つだけあり、他の忍とは一線を画する強さを誇っている。
そして、木の葉の上層部の間では、うずまきナルトのシンパとしても有名な男であった。
「カカシか・・・・・・」
「ほら、俺は里の外にも詳しいですし、絶対ないとは思いますがナルトの中にいる九尾が暴走しても止めるだけの力量はありますし」
にこにこと言うカカシに、火影は胡乱な目つきで見つめた。
「やだなー。そんなに見つめられちゃ照れちゃうじゃないですか」
「カカシは人一倍胡散臭いけど、実力だけは確かだってば! な、じいちゃん。いいだろ?」
「ナルト、胡散臭いって酷くなーいー・・・・・・?」
ナルトの言葉にショックを受けたカカシが落ち込みを見せるが、ナルトは相手にせずに火影を見ていた。
「ううーん・・・・・・」
「なーじいちゃーん」
火影の服の裾を引っ張り懸命におねだりする姿は、子どもらしくて可愛らしいのだが、先ほどとのギャップが激しくて重鎮達や控えていた暗部達の頬がひくりと引き攣る。
「してナルトや、お前はいったい何処に行こうと言うんじゃ・・・・・・?」
火影の問いに、裾を引っ張っていた手を止め、火影に向かいにやりと笑った。
「何処ってそりゃもちろん―――」
「・・・・・・勿論?」
火影の反芻に、ごくりと誰かが唾を飲み込む音が聞こえる。
楽しそうなナルトは、とんでもないことをしでかす前兆だと、既に誰しもが学んでいた。
そしてその場合、被害を被るのは間違いなく、里の上層部なのだ。
室内にいるカカシを除いた全員が固唾を飲んで見守る中、ナルトは言葉を続けた。
「ずいぶんとナメた真似してくれた雲の国のエラい人に、お礼参りに行くんだってばよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
―――あの国終わったなと、その場にいた全員が心の中で呟いた。
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