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うずまき逆行伝その24
今日は実はお休みでした。週休全然つかえなくて、ブチ切れたので、同じ課の友人と交互に取ることを決めて、今日が私の番だったんです。
掃除して新しく買った本棚に本を詰めようと思っていたのに、気づけば寝てました。
ええ、寝てました。ほぼ一日。
どうも私はいくらでも眠れる性質らしく、根性入れないと起きれないようです。
根性入れなくてもいい今日は思い切り寝てました。
もったいない・・・せっかくの休日が睡眠だけて。やろうと思っていたことの半分もできませんでしたよ・・・。
さて、昨日の続きです。ジジイの絶叫は明日で終わり。そこからはまたしばらくイタチの心情編です。
掃除して新しく買った本棚に本を詰めようと思っていたのに、気づけば寝てました。
ええ、寝てました。ほぼ一日。
どうも私はいくらでも眠れる性質らしく、根性入れないと起きれないようです。
根性入れなくてもいい今日は思い切り寝てました。
もったいない・・・せっかくの休日が睡眠だけて。やろうと思っていたことの半分もできませんでしたよ・・・。
さて、昨日の続きです。ジジイの絶叫は明日で終わり。そこからはまたしばらくイタチの心情編です。
「―――ならぬ」
「! 火影様・・・・・・!!」
「ならぬぞ、イタチよ。そなたもナルトの言葉を聞いたであろう? 『手を出すな』と。あの子がそう言うのじゃ、うちは一族のことはナルトに一任するが最良の策よ」
一瞬イタチにさせようか迷ったことなどおくびにも出さずに、ヒルゼンは重々しく告げた。
ヒルゼンの言葉に、イタチの表情が苦む。
「しかし・・・・・・しかし! それではあまりにもナルト様にばかりご負担をおかけすることになるではありませんか!! あの方はもう充分辛い目に合っておられる、何故これ以上の責を負わねばならぬのです!!」
イタチの悲痛な叫びに、ヒルゼンも眉を寄せた。
そう、何故あの子ばかりがと、そう思うのはヒルゼンも同じだ。
重すぎる責を背負い、里の全ての憎しみを受け、今なお誰もが匙を投げる事を任されて。
たった五つの子どもに、里はどれ程救われていることか。
それを知る者が―――理解できる者が、あまりにも少ない。
それ程の重荷を背負うのが己の大切な人であるが故の苦痛を、イタチもヒルゼンも嫌という程に感じているのだ。
できることならば、何の苦労も負わせずに、ただ笑っていて欲しい。
そう願っているのは、何もイタチばかりではない。
あの子どもを本当に見ている人間ならば、誰しもが思うことであろう。
ヒルゼンとてどうにかできるものならば、どうにかしてやりたいのだ。
だが、たかが火影にどうにかできる程、あの子の背負った業は浅くはない。
それがどれ程口惜しいことか。
無力な己を何度縊り殺してやりたいと思ったか知れない。
だからこそ。
だからこそ、ヒルゼンはあの子どもが本当に大切にするものを守りたいのだ。
あの優しい子どもの、数少ない宝物を。
イタチというあの子の宝物を、みすみすうちはの為になくさせはしない。
「イタチよ。何を言われようとも、うちは一族殲滅をお主一人に背負わす気はない。この話は忘れることじゃ。そしてナルトが真にお主の手を必要とする時に、その力を貸してやれ。・・・・・・一族の血に塗れて、あの子を悲しませてやるな」
「・・・・・・っ」
びくりと、イタチの肩が震える。
ぐっと唇を噛み締め俯くイタチに、ヒルゼンは下がるよう命じた。
「ナルトもお主がおらぬでは心配するであろう。今日はうちはに帰る日ではないからな。離れへ帰れ」
そう言って、この話はお終いなのだと示す為に、ヒルゼンはイタチに背を向けた。
未だに動く気配のないイタチに向け、ヒルゼンはぽつりと呟く。
「―――いつか。いつか、あの子が里中で笑えるような、そんな里になるようにしていく。そしてその為には、お主の力が必要なのじゃ」
早まるなと言外に告げ、ヒルゼンはイタチが立ち去るのを待つ。
長い時間を経て、漸くイタチの動く気配を感じた。
「・・・・・・火影様」
「なんじゃ」
立ち上がる気配を察し、ヒルゼンがイタチを振り返る。
ヒルゼンをしっかりと見据えるイタチの目には、危うい揺らぎが見えた。
「イタ―――」
慌てて声をかけようとするヒルゼンの言葉を遮り、イタチは願い出る。
「火影様。最後の頼みがございます。―――うちはサスケを・・・・・・弟を、どうか。どうか、よろしくお願い致します。あの子は・・・・・・あの子も、うちはの被害者なのです」
「イタチ、何を・・・・・・!!」
「どうか、お願い致します」
「待て、早まるなイタチ!!」
焦るヒルゼンに、イタチは柔らかく笑った。
「大切なあの子達を守る為ならば。・・・・・・私は、修羅にもなりましょう」
火影であるヒルゼンに止める隙すら与えずに、イタチはそう言い残すと空気すら動かさずにその場から消え去っていった。
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