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うずまき逆行伝その27
昨日初めていらしてくださったらしき方から有り難くも「面白かったですv」とのお言葉を頂きました。
しかしリボツナ笑いましたのコメントに、「はて、笑えるような話書いたっけな・・・・・・?」と思ったんですが、何気なく読み返してみると、ほぼお笑いしかなかったという事実。
あれ・・・・・・?
これからもリボツナ楽しみにしてますとの言葉に、最近リボツナを更新していなかった心がズキズキと痛みました・・・ごめんよリボツナサイトなのに。
合同誌でリボツナやるし、個人誌でもリボツナする気なので、個人的にはリボツナ書いてないという気はしてなかったんですが、拍手に載っけたのを最後にリボツナ書いてませんね。びっくりだ。
しかも現在はナルトにハマりまくってるせいで更新ナルトがメインになっちゃってるしなあ・・・。
インデックスにナルトも追加せねば。
逆行伝過去編続きです。術式やらは適当だす。雰囲気で流し読んでくれると嬉しいです。
明日はおそらくジャンプ感想になるので、逆行伝はお休みかな・・・・・・。
しかしリボツナ笑いましたのコメントに、「はて、笑えるような話書いたっけな・・・・・・?」と思ったんですが、何気なく読み返してみると、ほぼお笑いしかなかったという事実。
あれ・・・・・・?
これからもリボツナ楽しみにしてますとの言葉に、最近リボツナを更新していなかった心がズキズキと痛みました・・・ごめんよリボツナサイトなのに。
合同誌でリボツナやるし、個人誌でもリボツナする気なので、個人的にはリボツナ書いてないという気はしてなかったんですが、拍手に載っけたのを最後にリボツナ書いてませんね。びっくりだ。
しかも現在はナルトにハマりまくってるせいで更新ナルトがメインになっちゃってるしなあ・・・。
インデックスにナルトも追加せねば。
逆行伝過去編続きです。術式やらは適当だす。雰囲気で流し読んでくれると嬉しいです。
明日はおそらくジャンプ感想になるので、逆行伝はお休みかな・・・・・・。
東西南北に変わった形のクナイを突き刺し、クナイの持ち手にある輪に呪符を絡めた鎖を通して囲いを作り、奥方の血で書かれた式を囲っている。
囲いの中に布を敷き、そこに座った奥方は寅の印を組んでイタチを呼んだ。
呼ばれたイタチは慌てて囲いに近づくと、指示された通りに北の方角に突き刺されたクナイを握りしめる。
「命までは取らないけれど・・・・・・君のチャクラを限界までもらうわ」
「大丈夫です」
しっかりと頷くと、奥方はイタチに向かいふわりと柔らかい微笑みを見せた。
「そう・・・・・・ごめんなさいね」
クナイに触れながら、奥方のその言葉にイタチは唇を噛み締める。
謝らなければならないのは、こちらの方だ。
犠牲になるのは、彼女とまだ生まれぬ御子なのに。
「いくわよ・・・・・・!」
奥方の声と共に、術式が発動する。
血で書かれた式が赤く浮かび上がり、奥方の身体を覆った。
「くっ・・・・・・!」
触れたクナイから、自分の体内にあるチャクラ全てが吸い取られるような感覚を覚えた。
実際彼女が言った通り、イタチのチャクラはその殆どを持っていかれているのだろう。
急激なチャクラの喪失に、がくりとイタチは膝を折る。だが、触れているクナイだけは、絶対に離しはしなかった。
奥方を覆っていた赤い式はやがて彼女の腹へと集中し、それと共に元々膨れていたそこが、さらに大きくなっていく。
朦朧とする意識の中で、イタチはそれを見ていた。
本来であれば、あと二か月の時を有したであろう成長が、今物凄いスピードで成されているのだ。
自然の摂理に反する行為は、当然術者であり施術者でもある奥方への負担という形で還ってくる。
「うう・・・・・・っ」
尋常ではない汗の量に、見ているだけのイタチの方が苦しくなる程だ。
一体どれ程の負担が奥方にかかっているのか、想像もできない。
やがて赤い式は奥方の腹に全て吸い込まれ、消えていった。
奥方も印を解くと、静かに倒れこむ。
「クシナ!!」
慌てて四代目が駆け寄り、己の身に背もたれさせるように抱える。
ほんの一瞬意識を無くしていたらしい奥方は直ぐに気づくと、未だ汗滲む顔で四代目に笑ってみせた。
「だ、大丈夫・・・・・・」
「クシナ・・・・・・」
「・・・・・・生まれるわ」
差し出された手を握り締め、奥方がそう呟いた。
途端、びくりと奥方の身体が大きく揺らぐ。
「・・・・・・ああっ・・・・・・!!」
悲鳴のような声が上がったと同時に、羊水が床に流れ出た。
「う・・・・・・うう・・・・・・!」
苦しむ奥方の声に、もうチャクラを流し込む必要はないのにイタチは触れていたクナイを握りしめていた。
出産の場に立ち会ったのはこれが初めてのことなのだ。
まだ幼いイタチには、その苦しみが尋常ではないように思えた。
知らず震えているイタチに、四代目が奥方の腹を擦りながら声をかける。
「イタチ・・・・・・すまないが、乾いた布と大量のお湯を」
「あ、は・・・・・・はい!」
命じられ、硬直状態から解放されたイタチは、言われた通りに動いた。
大量のお湯を用意し、布を両手いっぱいに抱えて戻ってくると、既に赤子の頭が見えていた。
「ふ・・・・・・う・・・・・・っ」
「もうすぐ・・・・・・もうすぐだよ、クシナ」
「うっ・・・・・・は・・・・・・っ!」
「頑張れ・・・・・・頑張れ!」
「ううー・・・・・・っ」
お湯と布を用意すれば、またイタチにできることはなくなる。
イタチはただ呆然と、御子が生まれるその瞬間を見ていた。
やがて。
―――おぎゃあ、おぎゃあ・・・・・・!
元気な泣き声が、部屋中に響いた。
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