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うずまき逆行伝その33
今週ジャンプも面白かったです。感想ないけど。個人的にブリーチ気になる。
ひさっびさに小話更新。うずまき逆行伝その33と銘打ってはいますが、サイトに直で32の続き上げちゃってるので繋がってはいません。
現在サイトにアップしている逆行伝18の続きになります。
漸く子育て編。
あ、それと一言。
リアルフレンズ、頼むからここでブラウザバックだ。
マジ頼むよほんとマジでマジで。
闇が襲ってくる。
何処へ逃げてもその昏い闇は、執拗にサスケを追いかけていた。
「はあっはあっはあっ・・・っ」
ずっと走り続けているせいで、息が苦しい。だが、立ち止まるわけにはいかなかった。
立ち止まればお仕舞いだ。
そうサスケの本能が告げていた。
あれに捕まっては駄目だ。あれは、とても危険なもの。
だから逃げなければ。
あれはきっと立ち止まったサスケをこれ幸いにと喰らってしまうに違いない。
そう、父や母のように―――
そこまで考えて、サスケはぎくりと立ち竦んだ。
父や、母のように・・・・・・?
両親がどうしたというのか。
己の父も母も、ちゃんといる筈だ。ちゃんと―――
そう思った次の瞬間、サスケの脳裏に血塗れで横たわる母の姿が浮かび上がる。
焦点の合わない瞳、冷たい身体、そこから流れる、紅い・・・・・・紅い、
「っうえ・・・・・・っぐ・・・・・・!」
込み上げるものを抑えきれず、サスケは胃の中のものを吐き出した。
「っけほっ・・・・・・っはあ、はあ・・・・・・っかあさっ・・・・・・!!」
ああ、そうだ。
母も父も、殺されたのだ。
一族も、皆。
兄が・・・・・・殺したのだ。
どうして、なんで、なんのために。
誰かに教えて貰った気がする。
兄がどうして両親を―――そして一族を皆殺しにしたのか。
だが、それがどんな理由だったか、どうしても思い出せない。
なんだったんだろう。どうしてだったんだろう。教えて貰った筈のそれが、まるでそこだけ切り落とされたかのように思い出せなかった。
「・・・・・・っにいさん・・・・・・」
兄は憎んでいたのだろうか。殺す程に。
それ程に、嫌っていたのだろうか。・・・・・・自分達を。
それ程までに、憎まれて、いたのだろうか。
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