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 うずまき逆行伝

 今日も8時から10時過ぎまでうっかり眠ってました・・・予定ガタ崩れだ・・・。
 ホットカーペット驚異的すぎる。そして私がアホ過ぎる。何昨日と同じ過ちを繰り返しているのだろうか。
 しかし、見た夢がもの凄く印象的でした。
 塚リョで、悪い奴らが世界を征服する為にとあるウィルスみたいなやつをばら撒いて人類を滅亡においやろうとするんですよ。そのウィルスに対抗できるのは、ばら撒いた奴らのみ。
 リョーマは自分の死を顧みずに黒幕を見つけようとテニス(←ここら辺が夢だなあと思いました。世界救うのに何でテニス?)をするというストーリー。
 そしてウィルスの抗体を持つ人間がいるとつきつめ、そいつを探す為にやはりテニス(・・・)をするリョーマ。
 何故か乾が敵側でした。美味しいポジションにいたよ。
 リョーマに謎めいたヒントを残したりする彼に導かれ、抗体を持つ人間を探しあてるリョーマ。
 その人物は、とある宗教(ぷ)の教主、手塚国光であったという、何だこれという夢でした。
 何故手塚が教主? と、自分で見た夢ながら突っ込んだよ。
 しかも手塚が黒幕だし。
 手塚が黒幕だとわかったところで夢は終わりました。・・・滅亡したんだろうか、人類は。


 さて、ギリギリ逆行伝の続きを載せれます。思いっきり冒頭だが。
 どうしてもおむつを卒業した嬉しさを書きたくて。決してカカナルの予定はないのですが、ってか、今のところカップリングは考えてないんですが、文面読んだらカカナル臭してますね。








 人間というのはうまいことできてるもんだと、ナルトは学習した。
 何故赤ん坊に自我がないのか。実際に赤ん坊に戻って初めてわかったような気がする。
 人間は普通最低3歳程度にならなければ自分の意思で尿意を止めることはできず、ぶっちゃけ垂れ流す(失礼)しかないのだ。
 わかっていても止めることができないこの屈辱に、ナルトは生れた時から自我があれば羞恥で死ねると思った。
 赤ん坊で自我のあるナルトは、正直気分は赤ん坊よりも全身麻痺となって要介護対象になった老人の気持ちを味わっていた。
 昔ヒナタの父ヒアシが怪我をして動けなくなった際、「自分で下の世話ができなるなるくらいならば死にたい」と言っていた時は、下の世話くらいで何をぬかすと思っていたのだが、今は義父の気持ちが痛いほどよく解る。
 これは辛い。
 ナルトは今までどんな悲しく辛いことにも耐え抜いてきた強靭な精神力を持つ男であるが、この毎回の羞恥プレイには何度も心が折れそうになってしまった。
 それ故に、決して3代目以外に世話をされることを許しはしなかったナルトだ。
 3代目には木の葉立て直しの最中で忙しい中悪いなとは思ったが、どうしても世話にならなければならぬというのであれば、せめて1人だけにしておきたかったのである。
 しかし、苦節9か月。
 根性とありったけの気力を振り絞り、ナルトはようやくおむつを卒業することができた。
 自分の意思で尿意を抑えることが出来た時には、感動のあまり思わず涙ぐんでしまった程だ。
 ぶっちゃけ、火影になった時より嬉しかったかもしれない。
 とにかく1人でよちよち歩き、食事もトイレもできるようになったナルトは今度は発声練習だとばかりに言葉も話すことができるよう努力した。
 そして下っ足らずではあるが己の意思をきちんと伝える術を身に着け、3代目に「もうお世話いらないってばよ」と得意げに言ったのだ。
 ナルトの成長の早さに3代目は驚き、彼のかつてのスリーマンセル仲間にしてご意見番を務めるうたたねコハルや水戸門ホムラなどは、そのあまりにも早すぎる成長に脅威を感じたようだ。
 まあ無理はないなとナルトは思う。
 普通、例え血継限界を持つ子どもでも、生まれて1年足らずで意思を持ち行動することは難しい。
 4歳で戦場へと駆り出された天才と名高いうちはイタチでさえ、今のナルトのようになったのが2歳の頃であるらしいのだから、彼らがナルトを脅威に感じるのも頷ける話だ。
 3代目だけは、成長の早いナルトをジジ馬鹿よろしく喜び、そして世話ができなくなったことを若干残念に思っていたようだが。
 現在ナルトは絶賛「ひとりでできるモン」開催中だ。
 1人で食事し、1人でトイレに行き、1人で着替える。
 自立って素晴らしい。自立万歳。
 それでも何かと世話したがるジジイと覆面はウザかったが、ナルトはとても満足していた。
 火影邸で暗部の監視付きで行ける場所は制限されているが、あともう少し成長すればチャクラも練ることもできるだろう。
 そうなればもうこっちのものだ。
 昔は落ちこぼれだのドベだの言われたナルトだが、生憎今生は生前の記憶もバッチリあるので覚えている術は軽く思い出せるだけで二千は越す。
 伊達に七十云年生きてはいないのだ。知っている術だけならば3代目をも越すという自負もある。
 まだまだ体力が追い付かない現状で使えそうな術は限られているが、それでも今現在ナルトに向けられる暗殺者を自分で片付けるくらいはできるだろう。
 そうしたらナルトを守る為に傷つく銀色の髪をした片目男に、言ってやるのだ。


 もう庇わなくていいと。


 死にかける癖して大丈夫と軽く笑うあの男に、その必要はないのだと証明してやる。
 自分の為に隻眼の暗部が戦う気配を感じながら、寝たふりをしているナルトは静かに寝返りを打った。




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